仕事

サラリーマンの確定申告のやり方

2017年も残すところわずかとなりました。

副業をやっている方は、頭の片隅に「確定申告」を意識し始めるといいと思います。

私自身、もともと副業はちょびちょびとやっていたので、確定申告はここ数年継続してやっていました。

昨年くらいから、noteやらサロンやらといった新規副業ががっつり入ったので、確定申告も少し気合を入れてやりました。

主催している副業ラボで、「絶対青色申告がいい!」「freeeを使わないなんて今時バカ」などと
悠斗さんやBENさんからアドバイスを受けながら、年明けからいろいろ準備していくと一瞬で終わりました。

いくつかポイントが会ったので次年度の自分への備忘録的にまとめています。

 

●サラリーマンで確定申告しなければならない人

①収入金額が2000万円を超える人
②1ヶ所から給与をもらっている人でその他の所得が20万円を超える人
③2ヶ所以上から給与などをもらっていえサブの給与やその他所得が20万円を超える人。
④源泉徴収されない給与をもらった人

etc

 

●20万円以下でも確定申告すべきか?

継続して副業をやっていく意志がある人は、所得が20万円以下でも確定申告はやっといたほうがいいです。というのも今後、20万円を超えてくると、「確定申告未経験者は、このまま申告しなくても大丈夫なのでは?」という邪念が生まれて、結果的に取り返しのつかない事態に発展したり、あるいは税金や経費の理解を欠いたまま事業を展開して、マネーリテラシーを身につける機会を逸してしまう可能性があるからです。なので、勉強だと思って副業を決意した人はぜひ確定申告にチャレンジしてみてください。

会社にバレるとしたら、住民税でバレるので(確定申告の有無にかかわらずバレる)、申告書の「別に納付」に必ずチェックを入れましょう。

詳しいやり方は「マイナンバーで副業が会社にバレるのか」で書いてます。

 

●「雑所得」と「事業所得」のちがいは?

税務署に電話して聞きました。名前を名乗らずに聞けるので、このなかから暇そうな税務署を探して電話してみましょう。

結論から言えば、毎月一定額入ってくるものは事業収入にカウントしてくださいとのことでした。で、事業収入の場合は、開業届を出し、同時に青色申告の申請をしましょう。開業届や青色申告書の記入に関してもfreeeを使うと迷いなくできます。

 

●経費の処理は、レシートを保管して、クレジットカードを会計ソフトに登録

会計システムFreeeに副業用のクレジットカードと、副業収入用の口座を登録して、日頃からスキマ時間にポチポチ登録しておきましょう。領収書じゃなくてレシートで十分なので、使ったものの証明はとっておく。言われたときに出せるように最悪月別に袋につっこんでおくとかでも大丈夫です。

 

●「ふるさと納税」はワンストップ制度を使わない

ふるさと納税について、給与所得者は確定申告をしなくてもよいワンストップ制度があるが、確定申告する際は、ワンストップ制度は利用せずに確定申告に記載しましょう。

 

●手間の掛からない経費精算方法

副業用に専用クレジットカードをつくり、freeeと連動させて、月ごとに原価と経費を精算していく。

(参考:経費になる項目)

 

ちなみに私が登録しているのは、freeeのこのスタータープランってやつです。

 

 

副業ラボでも再三再四、確定申告はしましょう!と言っています。
日本のサラリーマンはあまりにも税に無頓着すぎるので、その認識を変えるためにもまず確定申告はやるべきです。
すると、「え?これ、経費で落とせるじゃん」ということに気づくし、会社で経費が制限されていることに対しても不満を感じ始めます。この認識と感情が独立したビジネスパーソンへの第一歩だと思います。

どうせ定年退職した後も働かないといけないわけですから、いまのうちに税リテラシーを身に着けておきましょう。

参考:【LIFE SHIFT書評】サヨナラ、昭和の幸せモデル

 

https://synapse.am/contents/monthly/FG_Lab

 

 

好きなことで、生きていく?

就活工学サロンという就活生向けのオンラインサロンを運営していています。

そこですすめているもので落合陽一氏の『これからの世界をつくる仲間たちへ。』という書籍のがあるのですが、なかでも非常に有益かつ汎用性がある箇所があったので、ここに文章にしておきます。

視点としては、社会を進化させる技術の主役がITになったことで労働をめぐる環境はどう変わっていくのか、といったところでしょうか。

 

大企業が有利ではない

書籍のなかで「大企業に入ると有利なのか」という問いが発されます。これは、企業の持つ資本の意味の変質を指摘するための補助線でもあります。


「これからの若い世代はIT企業への就職を目指したほうがいい」と単純に考えている人が少なくないと思います。…しかし、このIT化が起こした革命の本質は、そんな小さなところにはありません。先ほど述べたとおり、資本家に物理的なリソースが必要なくなったことが最大の変化であり、本質です。

それを理解していれば、「IT企業に入社すればいい」という考え方になるはずがありません。…ここで僕が話しているのは、「いかにIT企業に潜り込むか」ではなく「IT世界でいかに生き延びるか」なのです。グーグルのようなIT企業に入ったところで、何の専門性もないホワイトカラーとして働くのでは、やはり絶滅危惧種になるだけでしょう。

…大事なのは、自分の能力を活かすために資本か組織が必要かどうかということ。大企業を選ぶかどうかは、それを見極めた上で判断しなければいけません。旧来の資本主義社会では、資本があることが企業にとっての必要条件でした。だから巨大な資本を持つ大企業に入ることが誰にとっても基本的には有利だったわけですが、いまはそうではない。IT世界における資本は、企業の成功を約束する勝ちではなくなったのです。

−書籍より引用


資本の意味が工場や生産設備から、人々の知識・センスにシフトしているということでもあります。

就職活動においては、「大規模な資本があることだけを企業選択の基準にしてはいけないよ」ということですね。実はこれトップ層の就活においては10年以上前から、見られている傾向です。

自動車・家電メーカー・インフラ・資源などの大資本企業は2000年初頭くらいから人気を落とし始め、コンサルティング・投資銀行・ソフトウェアなどに優秀な学生が流れています。

彼らの動機としては、「『会社に入って一生安泰』なんて物語はもはやないのだから、自分に経験や知識・人脈やスキルをためて、いつどこへいっても食いっぱぐれない人材になってやろう」そういうものが見えます。

「どの企業に入るか」というより、「そこに入って何をするのか」のほうが圧倒的に大事で、上の例でいうとグーグルに入って地域営業をやるのと、新サービス開発をやるのではキャリアに大きな差がでます。(ですが、グーグルというネームバリューに引っ張られて多くの会社の営業マンが毎年グーグルに押し寄せているのが現状ですね。まあ、一度グーグルで働いていたという泊がつくのでそれはそれでリターンはあるのだと思います。)

転職市場でも、「以前の企業で何をしていたか」が重視されるわけで、転職後のMTGなどでも「サントリーでプレミアム・モルツやってた人だよ」みたいな紹介をされます。そういう意味でも大資本すぎる企業では、画一化されたルーティンを覚えることが重視される傾向にあるため、個の人材の差別化はしにくく、大企業を一括りにしない視点は重要です。

じゃあ、結局なにを目指せば良いのかという話になります。

 

ホワイトカラーではなく、クリエイティブクラスを目指す

 

ホワイトカラーとは与えられた問題を適切に処理する専門家でした。会計や法律、マーケティングや商品開発含めホワイトカラーの仕事です。コンピューターがメインではない時代、ホワイトカラーがその作業を代替していたのです。しかし、ビッグデータや人工知能が検索や商品レコメンド、翻訳まで行えるようになると、ホワイトカラーの存在意義すら脅かされてきます。

『これからの世界をつくる仲間たちへ。』では以下のような記述があります。

 

これまでの労働者は、「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」の2つのクラスに大別されていました。…米国の社会学者リチャード・フロリダは、それとは別に「クリエイティブ・クラス」という新しい階層が存在すると考えました。

 簡単に言えば、これは「創造的専門性を持った知的労働者」のことです。現在の資本主義社会では、このクリエイティブ・クラスがホワイトカラーの上位に位置している。彼らには「知的な独占的リソース」があるので、株式や石油などの物理的な資本を持っていなくても、資本主義社会で大きな成功を収めることができるのです。…フロリダとサローの考えを合わせると、これからは「専門的な暗黙知を持つクリエイティブ・クラスを目指すべきだ」ということになるでしょう。

−書籍より引用

結局、ゼロから何かを作り出せるクリエイティブ・クラスになるべきだということです。落合陽一氏が言うには、クリエイティブ・クラスの仕事とは誰も気づかなかった問題に気づき、それを表面化させ、解決へ導くということなのですが、いったいそれをできるようになるにはどうすればいいのでしょうか。

私はその手がかりは、内発的な動機づけにあると思います。

 

好きなことで、生きていく?

 

内発的動機づけとは、お金のためでもない、怒られないためでもない、その活動がしたいからするという動機づけです。たとえば、一銭の得にもならない趣味の活動などが、内発的動機づけによる活動です。一方で、外発的動機づけとは活動それ自体を楽しむのではなく、何かのために活動するのが、外発的動機づけです。たとえば、本を読むこと自体を楽しんでいるときには内発的動機づけですが、勉強のため、試験に合格するために読むのは、外発的動機づけです。

内発的動機づけは心理学の概念ですが、クリエイティブ・クラスの仕事観にもつながるものがあります。

心自体がワクワクしながらその仕事に取り組めること。そういう対象を追求することが結果的にオリジナルでクリエイティブなアウトプットを準備するのだと。

YOUTUBEが『好きなことで、生きていく』というキャッチフレーズを用いたキャンペーンを行ったのは記憶に新しいですが、まさにそういうことなんです。が、あれを額面通り受け取ると、死にます。

『好きなことで、生きていく』は『好きなことを諦めずに生きていけ』くらいに受け取るのがいいでしょう。『好きなことだけやって、生きていこう』と受け取るとにっちもさっちもいかなくなります。

結局、クリエイティブ・クラスとは「好きなことだけやっている人たち」ではなく、「好きなことを大切にしている人たち」であります。好きなことがあるから頑張れるし、好きなことに関しては誰にも負けないオリジナリティを発揮できる。だから好きなことを頑張ろう。そう受け取るのが戦略上有益です。

 

炎上して話題になりましたが、Wantedly 仲暁子さんが、昔のインタビューで以下のようなことを仰っています。

 

― 仲さんのご経歴や考え方を伺っていると、常識に縛られない自由な気質を感じます。もし、世の中一般で言われている常識の中で、仲さんが懐疑的に見ていることがあれば教えてください。

「そうですね…成功した方々がよく“まずビジョンを描け、理想を持て”と若い人に言うじゃないですか。理想の自分を設定して、そこからの逆算で今の自分に何が足りないかを割り出して、その足りないものを埋めていけば絶対になりたい自分になれるって、そんなの間違ってると思うんです。

― あらかじめ将来のビジョンを描く必要はない?

「そうですね。とにかく今、自分が面白いと思えることを手当たり次第にやることのほうが大切なんだと思います。

自分探しに否定的な人も多いですけど、私はやったほうがいいと思いますね。少なくとも1年くらい“これ興味あるわ”っていうもの全部に顔を出していくようにすると、絶対に何らかの気づきがありますから。

そのうち興味の持続する分野が自然と一つに絞られていって、自分が本当に集中できるものが何なのか分かってくる。その状態は自分が最もワクワクしている状態なので、パフォーマンスも一番高い。だから結果的に、自分の将来像を設定して動いている人と比べて、それ以上の高みに登りつめることができるんです。

−Wantedly 仲暁子に学ぶ、「かっこよく生きる」ための仕事論。│CAREER HACK より

これはモチベーションを大切にして生きようということです。私は最近よく思うのですが、人生で、モチベーションほど大切なものはないんじゃないかという気がしています。どれだけ頭がよく容姿端麗で裕福でも、やる気がないと人生はまったく楽しくない。

資産100億もって生まれて200億にする人生よりは、ゼロから100億にする人生のほうが感じるワクワクや楽しさは大違いでしょう。「これやってるだけでめっちゃ楽しいわ−」と思えるものを瞬間瞬間大事にする。その結果がつながって自分のオリジナリティが形成されていく。

アップルの創業者スティーブ・ジョブズが行った「Connecting dots」につながる考え方だと思いますが、そういうジグザグに進む感じがロールモデル無き現代においてはかなりいい線をいくのではないでしょうか。

 

人生の目標を定めてまっすぐ一心不乱に努力するというのは、たしかに成功への最短距離なのかもしれませんが、頭で考えられる以上最も才能のある誰かにやってもらえばいいことかもしれません。それより、今この瞬間面白いと感じたものを突き詰めて飽きるまでやってみる、そして飽きたらまた違うことを突き詰めてみる、みたいな生き方があとで振り返ったときに変な味を出している気がします。

この記事はそういう視点で過去の自分へアドバイスしています。

パンダから、21歳と26歳の自分への手紙

 

その意味で失敗などありませんし、失敗したとしても後で何かに使えるわけです。

 

失敗を味方につけると、人生は成長軌道に乗るらしい

ポジティブにいきましょう。

 

 

 

 

 

おしまい

『評価経済社会』での生き方を島田紳助に学ぶ

評価経済社会は始まっている

Youtuberにはじまり、VALUやTIMEBANKなど、個人の価値やネットワークをマネタイズするプラットフォームがここ数年で急速に出始めてきています。俯瞰すると、一般人すらタレントのように好感度・信頼性・人気が評価され、金銭価値化されていく世の中になっていくのかもしれません。

まさに岡田斗司夫氏の言う『評価経済社会』化が急速に進行していると言えます。

私個人はその流れに対して、賛成でも反対でもありません。この流れが加速すると、面白くなる人もいれば、面白くなくなる人もいるでしょう。これまで日の目を見ることのなかった個人がスポットライトを浴びるチャンスを獲得する一方で、慣れ親しんだコミュニティで平穏に暮らしたかった人が生きづらくなるのかもしれません。
ただ確実に言えるのは、この流れが不可逆であるということです。

インターネットが登場し、iPhoneが発売され、Facebook、Instagramがコミュニケーションのツールとなっていくなかで、テレビや雑誌に載る特別な芸能人と、一般人の垣根が取り払われ、すべてがフラットなプラットフォームの上で評価されていく。

このような「評価経済社会」においた、戦略を早くから解いているのが実は島田紳助です。

『紳竜の研究』というDVDがあります。友達の家に置いてあるのを見て、即買いしたのを覚えています。

このDVDの見どころは、NSCでの島田紳助による講義です。
テーマはいくつか存在し、

・「才能と努力」
・「漫才の教科書」
・「相方と戦略」
・「XとYの分析」
・「運と計算」
・「心で記憶する」
・「テレビの秘密」

などに分かれます。

すべて面白いのですが、改めて見直してみて、特に普遍性を感じたのは「才能と努力」「XとYの分析」「相方と戦略」でしょうか。

●「才能と努力」

島田紳助の主張は以下(太字)のようなものです。

***
世の中はすべて才能である。
努力も才能も、数値化して0から5まであるとする。
才能5の人間が5の努力をすると5×5=25で最高点の結果が出る。
M-1に落ちてる受講生にも5の努力をしてないやつがいるかもしれない。やったつもりでも、間違って努力している可能性がある。才能が3〜4あっても、1の努力しかしてなければ、かけたって3、4にしかならない。
だから自分が伝えられるとしたら努力の方法だけ。
***

別の箇所で芸人の才能がゼロの後輩に鉄板焼屋を薦めたら大成功した事例が話されます。これも結局、後輩の彼が才能が「0」で努力する能力が「5」あったことを見抜いた島田紳助が別の道を薦めたことがきっかけになっていると説明されます。
これはGrid−やり抜く力−の「努力×努力×才能」の方程式とも類似しています。


そしてここからがさらに深い内容なのですが、紳助氏は努力の方法について説明していきます。

***
ミスター・タイガースの掛布雅之が虎風荘で毎日素振り500回していた。
彼と話すと「紳助さん違うんですよ。プロになったら誰でも500回くらい素振りしてますよ。それを努力と言えますかね?」という。
意味なく素振りしても腕太くなるだけだ。
たとえばボクサーは一日3時間以上練習したらオーバーワークになる。
「何も考えずに数をこなす」ということを努力と言ってはいけない。
漫才師も同じ。
何時間も練習しても面白くなるわけじゃなくて、それはただネタに慣れただけの状態。ネタは必要以上に練習しちゃ駄目。そんなことよりもやるべきことがある。
***

「量をこなす」「量が質に転化する」というのは間違ってはいませんが、そこには「正しく考えながらやっている度合い」が変数として存在していると個人的にも思います。
上達度をY、こなす量をX、考えてやっている度合いをαとすると、
Y=αXとなるはず。一日24時間という限られた時間があるなから、プロが結果を出す場合、否応無しにもαに注目してその質を上げざるを得ないということ。
ちなみにαの質の上げ方のヒントは「自らの行動を書き出す」ことにあると考えています。
上達したい対象に関する努力の内容と気づきを日々日記に書き出して振り返ることで、上達の速度は一気に高まるということです。

 

 

●XとYの分析

これが評価経済社会で重要になってくる方法論だと思います。

***
(X)は自分の得意領域
(Y)は時代のニーズ
XとYが明確に定まってはじめて自分が何をやるべきかがきまる。

(X)の見つけ方は、売れている漫才師を見て「面白さが理解できる」「自分でもできそう」なものをいくつか探して、そこから構造を抽出してオリジナルを作り上げていく。
(Y)の見つけ方は、何十年も移り変わっていく漫才を全部見る、聞く。流行の移り変わりを研究する。

俺も今まで沢山いろんな仲間が居たりしたけど、このXもわからんと、Yもわからんと悩んでる人ばっかりやわ。ほんまに。先輩も後輩も。
***

新しい笑いをやりたいと相談されても「俺はお前やないからわからへん」と答えるというのも、この『XY理論』があるから。そして、たまたまうまくいった芸人がその後伸びない、一発屋が一発屋で終わる理屈もこの理論に基いて説明できます。
継続的に「売れる」をつくるための非常に有用な方法論だと言えます。

***
XとYがたまたま会うだけで売れた人間は一発屋。
Yがずれるともう売れない。なぜ売れたかを理解していない。
インパクトが強すぎて修正が聞かない。
売れ続けている人は、時代を見ながら修正している。
無駄な練習はする必要ない。
***

明石家さんまさんを例に出して「彼はYをしっかり研究しているから、時代に置いていかれない」という旨の発言をしています。たしかにさんまさんはポッとでの一発芸などもうまく取り込んだ上で自分の芸を展開するメタゲームを戦っているように見えますね。

芸能界だけではなく、ビジネス業界、出版業界、twitter界隈、サービスやアプリ、企業体に至るまでこの原則は当てはまるのではないでしょうか。一瞬跳ねるのは運でもできる。むしろ継続的に売れ続けることがプロである。そのように感じます。

 

●相方と戦略

売れるためのコンビの組み方についての解説ですが、起業やビジネスに応用可能に思えます。

***
仲いいやつと組んでもしょうがない。
「どうやったら売れるか」を1人で考えて、それに会う相方をつくる。
やろうとしていることをひたすら実現するために根性のあるやつが必要だった。
漫才の教科書を3人めの相方竜介に授業した。
稽古をせずに漫才理論をずっと教えていた。衣装の話など…
***

漫才コンビ・紳助竜介におけるCEOは島田紳助だったわけです。
私も一時期お笑いにハマっていろんなコンビを研究したりしたのですが、決まってブレーンはどちらかひとりでしたね。「ブレーンの暗い性格の人間」と「底抜けに明るい/ただおもろい人間」の組み合わせがお笑いコンビには多い気がします。市場で勝とうと思った時、「冷静な戦略家」と、「情熱的でタフなソルジャー」の両方の要素が必要になるということなのかもしれません。

***
20歳〜35歳の男がターゲットだと決めていたから、ジジイとババア相手の漫才は本気を出さなかった。
我々は一部に強力な支持を得られることが重要。
劇場に来ている前列の若い女を笑わしにかかったら負け。いちばん後ろで腕組んで見ている同年代の男が笑わなくなる。そして、舞台の向こう(=テレビの前)に本当の客はいる。
自分たちはそいつらを笑わせないといけない。
***

別のテレビ番組で「子どもに受けるやつは一発屋、同年代に受けるとターゲットともに成長するので売れ続ける」と語っていましたが、その方法論を論理的に説明しています。今回見直してみていちばん勉強になったのはこの部分でした。
女性や子どもに人気が出ると爆発的なブームになるものの、恐ろしい速度で陳腐化する現象を、私は生まれてこの方見続けてきました。
彼ら彼女たちの多くは本質を見抜いてコンテンツを選んでいるのではなく、自分たちのコミュニケーションのネタとして消費しているだけなわけです。だからコミュニティで飽きられた瞬間、手のひらを返したようにポイ捨てするわけですね。
そしてそれを避けるためには本質を見抜いてくれる層(お笑いならば同年代の男性)に絞るべきなのです。
この考えでいくと子どもに人気のYouTuberなんかは結構リスキーな選択なんじゃないだろうかと思えてきます。

 

DVD『紳竜の研究』は現代のコンテンツビジネスの成功法則が詰まっており、かつ、とても刺激的でわかりやすいです。下手な自己啓発本の10倍以上役に立ちます。ひとりで悶々と悩んでいたり、進路に迷ったりしている人はとりあえず見てほしいと思います。

 

●参考文献

『自己プロデュース力』−島田紳助

『評価経済社会』−岡田斗司夫

【2017年版】出張で使える!大阪夜遊びガイド

どうもPuANDAです。

副業ラボメンバーのKazさんから大阪の夜遊びスポットについての投稿です。
大阪って出張でよく行くのですが、福岡・札幌・名古屋にくらべてよそ者には夜遊びのハードルが高いんですよね。ということで、大変有用な内容となっています。

***

どうも、Kaz(@12_vagabond)です。
今回は、PuANDAさんのブログに紹介頂き、嬉しく思います。ご存知の方もいると思いますが、僕は大阪で仕事をしております。小遣い制のサラリーマンでも圧倒時に楽しめるのが、この大阪の街なのです。

なぜなら、安い!

飲食店やマッサージ店、宿泊施設など安くて付加価値の高い店が多いです。そこで今回は、大阪出張者に向けた「夜遊びガイド」と題して、安くてイイ店を紹介したいと思います。
(因みに女の子とのアポで使いたいお店とホテルリストはこちらにまとめております。

本稿では、以下のお店情報を載せていきます。

※尚、あくまで出張で使うと言う前提なので、あまりディープなお店は紹介していません。

 

【目次】
①グルメスポット
②クラブ
③バー
④ラウンジ
⑤風俗
⑥ホテヘル
⑦ホテル
⑧民泊物件

 

①グルメスポット

「市場寿司」

いわゆる回らない寿司だが、お値段は比較的リーズナブル
梅田、心斎橋、難波のメインストリートに位置しています。
http://ichibazushi.com/tenpo.html

 

「千房」

大阪らしいお好み焼きを食べるならココ!大阪では超有名なお好み焼き屋なので、言わずもがななんですが、やはり有名店だけあってハズレはないです。
http://www.chibo.com/shop/basic.html

 

「おらんく家 北新地店」

土佐名物「藁焼きの鰹のたたき」は高知の地元民の舌をも唸らせる逸品です。北新地にあるので、梅田からは少し歩きますが、訪れる価値はある名店です。
https://r.gnavi.co.jp/plan/kahz500/plan-reserve/plan/plan_list/?sc_cid=google_kg_reserve

 

「八重かつ」

新世界まで足を伸ばせるのであれば、是非食べて頂きたいお店です。「串カツなんてどこも同じでしょ?」と思ってる方、全然違いますから!ここに来れば、他のチェーン店の串カツ屋との差が歴然としていることが分かります。
〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東3丁目4−13

「心斎橋カラッと」

心斎橋駅から徒歩5分に位置する串カツ屋さん。店が分かりづらいですが、串カツとワインをコンセプトにしていますが、お値段は非常にリーズナブル。でもオーパスワンとかも置いてあって、なかなか面白いお店です。
http://www.kusikatukaratto.com/

 

 

②クラブ

僕は今ではストナンが多いですが、一時期はクラブ即とかよくしてました。そこで利用していたクラブを紹介したいと思います。

「アウル」

キタのクラブならここ一択でしょう。
梅田駅から徒歩5分ぐらいの好立地で、平日でも早い時間から混んでます。サラリーマンから学生まで幅広くいて、若い子も多いです。
23時以降はゲキ混みしますので、なるべく早い時間(21時頃)に訪れる事をオススメします。
http://owl-osaka.net/

 

「ジラフ」

ミナミエリアでは絶対に外せません。
3階建ての大箱で、2階は音もよくかなり混んでいます。流行りのEDMが中心で、JDから25歳ぐらいまでの年齢層が多いです。が、男はオラオラ系も多いのでトラブルには注意(僕は特に経験ないですが)。
http://giraffe-osaka.net/

 

「シュバル」

いわゆる騎士箱。分煙のお店で綺麗です。早い時間21時とかはガランとしていますが、23時を越えたあたりから混んできます。
あと個人的には音がメチャクチャ良いと感じます。
http://cheval-osaka.com/

 

③バー

大阪のバーって色々あるんですけど、やっぱりスーツで行くなら、僕はHUB一択だと思ってます。
と言うのも、東京みたいな300円バーみたいのがなく、やっぱり有名なので出会い目的の女の子が集まってくるんですよね。
あとは、混雑時は店から降りてきた子をナンパ出来るのが良くて、ほぼ無尽蔵に女の子が供給されてきます。
これがなかなか良くて、特に2人組を狙いたいなら、店の外で待機!です。
ただし、お断りしておきたいのが、どこも金曜夜はレッドオーシャンという事です。男女比8:2の不利なゲームを強いられます。

 

「HUB 茶屋町店」

店内は、平日ならちょうど良い男女比で女の子と話すのにはちょうど良いかもしれません。

金曜夜はレッドオーシャン。ハッキリ言ってストリートでナンパした方が早いし、結果出ます。
金夜なら、階段から降りてくる子をナンパした方がヒット率が上がります。
http://www.pub-hub.com/index.php/shop/detail/49

 

「HUB 東梅田」

梅田から少し離れた地下一階のHUB。
こちらも茶屋町店ほどではないですが、金夜はレッドオーシャンです。ストナンしましょう。
http://www.pub-hub.com/index.php/shop/detail/102

 

「HUB 心斎橋」

こちらは、梅田に比べて落ち着いていて外国人の比率が高いです。金夜でも梅田に行くよりは女の子と話せます。
http://www.pub-hub.com/index.php/shop/detail/50

 

 

「ブルーバード」

梅田駅徒歩5分で夜景を楽しめる高層ビル一角のバー、女性の同僚と行けばきっと喜んでくれると思いますが、中はカップルシートなので、ちょっと露骨過ぎるかもしれません(オトす気があればですが)。
http://www.opefac.com/bluebird/

「ゼックス」

西梅田の眺望、雰囲気最強のバーです。中は薄暗く、かつピアノの生演奏でジャズが流れるお店です。テラス席はカップルシートになっており、梅田駅を見下ろす感じです。
こちらも雰囲気は良いので、同僚を落としたいなら活用できるかもしれません笑
http://www.xexgroup.jp/west/

 

④ラウンジ

「Reve」
大阪の大人の社交場、北新地に位置するラウンジ

・1万円で女の子(女子大生からアラサーまで)が着き、会話を楽しむ店。カラオケは歌い放題。
・対面に座る女の子はパンツが見えまくるので、おっさんは喜びます笑
・お触りができる店ではありません。

〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島1丁目2−7, パーマリィ・イン堂島 3F

 

 

 

⑤風俗

最近はもっぱら素人専門ですが、一時期はナンパと風俗の両刀使いでした。当時の頭をフル稼動して思い出しています。

大阪には今もなお、古くから続く昔ながらの遊郭があります。
その名を「大阪三大遊郭」。いずれも、「料亭の女の子と自由恋愛をする」というコンセプトの下運営されています。
https://matome.naver.jp/m/odai/2136974480236252701

 

その詳細を記します。

「飛田新地」

〒557-0001 大阪府大阪市西成区山王3丁目7

言わずと知れた大阪最大の遊郭
モデル級の美女が揃う「青春通り」
熟女好きには堪らない「年金通り」
デブ専用の「妖怪通り」
などの異名を持つ、主に3つの通りが有名。

20分16,000円が相場。交渉次第では15分1,1000円に。

風俗店と違ってパネルマジックは一切なし。

通りから、好みの子を物色して店にお金を払えば、本番までやらせてくれます。

ちなみに、大阪三大遊郭の残り2つは以下の通り

 

「松島新地」

〒550-0027 大阪府大阪市西区九条1丁目11−19

JR東西線 九条駅から徒歩5分に位置する「料亭街」。規模は飛田新地の5分の1ほど。飛田に行ってからだと「ショボっ」と言うのが正直な感想。

 

「信太山(しのだやま)新地」

〒594-0005 大阪府和泉市幸1丁目2

和泉市「信太山駅」に位置する遊郭。こちらも規模は飛田新地に比べると4分の1ほどで小さい。
が、15分7500円と価格設定は低め。
大阪市からは45分ほどと遠いが、関空へ向かう途中のため、飛行機帰りの人は寄ってみても良いかも。

⑥ホテヘル

大阪でNO.1,2といわれる風俗グループです。
可愛い子が多く、昔僕も本番できた気が。。。

「やんちゃな子猫」
http://yanneko.net

「むきたまご」
http://muki-nihon.com

⑦ホテル

「アパホテル肥後橋」

梅田から一駅!梅田の喧騒を離れ、ビジネス街に立つビジネスホテル
ちなみにデリヘルも呼べます^ ^

 

「三井ガーデンホテル 淀屋橋」

こちらも梅田から一駅の淀屋橋」というビジネス街に位置しています。
値段は少し高くて14000円ほどです。なかなか出張費では落ちないかも知れませんが、
かなり綺麗なのでオススメです。

 

⑧民泊物件

大阪は、特にミナミエリアの地価が安く、民泊物件も数多く存在します。
特に日本橋(にっぽんばし)やアメ村は駅から徒歩5分圏内で、かつ安いので
ミナミに泊まるのであれば民泊物件をオススメします。

僕はLTRの子と大阪のエアビーに何度か泊まりましたが、その中でもコスパ、立地が良かった2つを紹介します。

「アメリカ村 エリア」

難波駅からホテル街を抜けるとある物件。
\4000/泊と格安。外が繁華街なので、少しうるさいが、駅からのアクセスを考えると
かなりいい物件と言える。
http://abnb.me/EVmg/2w5RcHuKWE

「日本橋エリア」

難波駅から徒歩10分ほどにある物件。
\3200/泊とかなり安く、かつ静か。上記の物件よりも少し遠いが、
値段を考えるとかなりお得な物件だといえる。
http://abnb.me/EVmg/fEp7FAyKWE

——-

 

Kazさんありがとうございました。いかがでしたでしょうか?

出張や観光などで大阪に来られた方向けに遊びスポットをご紹介でした。
大阪のより深いスポット(デートやホテル)に関してはKazさんの以下のnoteが好評です。

●厳選!決定率8割を超える格安お店紹介〜初回アポ編〜【大阪編(キタ、ミナミ完全網羅)】〜
https://note.mu/12_vagabond/n/nc58fd87ceebd

●超厳選!決定率8割を超える格安お店紹介〜2回目のアポ→ホテル編〜【大阪編(キタ、ミナミ完全網羅)】〜
https://note.mu/12_vagabond/n/na9087feaabc3

 

あと、個人的にはKazさんのnoteで以下もとても役にたっています。

虫歯が10本以上あった僕が、0本を維持している、コスパ重視のオーラルケア方法
https://note.mu/12_vagabond/n/n03c90af8eb63

 

Kazさんはブログもやられているので、そちらもぜひ読んでみてください。かなり面白いです。

副業戦士に捧ぐ『サボりハック』

今回は副業戦士のShimizuさんから「サボりハック」が届いています。
うまくサボるのってQOLを高めるのに重要だと思うんですよ。
私もよく疲れたらオフィスのすみっこで昼寝してます。笑

==
はじめまして、Shimizu(Twitter: @shimizun14)です。

都内の企業で働いているのですが、最近PuANDAさんの主催する副業ラボに参加し、本格的に副業を始めました。男たるもの稼いでナンボ、ということで頑張っております。

さて、僕と同じく本業と副業でガンガン稼ごう、と意気込んでいる方も多いとは思いますが、我々副業戦士にとって喫緊の課題が、いかに副業する時間を捻出するか、であります。

時間は皆平等に1日24時間です。時間を増やすことは残念ながら出来ません。
仕事の処理効率を上げましょう、というのが最適なアプローチになります。

ただ、仕事効率化に関するTipsというのはネットを叩けばいくらでも出てきます。
代表的なものだと、

・メールを確認するタイミングを決めておく
・ショートカットキーを使いこなす
・仕事を仕分けし、優先度をつける

パッと思いつくだけですが、このような話はよくあります。

こうした仕事効率化はどんどんやってほしいのですが、副業をやっている人というのは総じて真面目な人が多いはずです。
本業だけでも大変なのに、さらの副業で社会に貢献しようとしている志の高い人たちですからね。真面目はいいことなのですが、その性格から何事もきっちりしすぎてしまい、結果的に副業に影響が出てしまっている人も少なくないのではないでしょうか?

何が言いたいかと言うと、うまくサボることの重要性です。

本業は確かに大事です。サボった結果成績が落ちてしまっては意味がありません。
ただ、不必要なことに時間とエネルギーを使わずに済めば、
もっと副業が捗ると思いませんか?

ということで、副業戦士に贈るサボりハックを紹介させていただきます。

<〜朝編〜>

一日の始まりである朝。
朝型の人は、早起きして副業している人もいるかと思います。
僕はどちらかというとむしろ朝型に人を尊敬しているのですが、正直夜に結構集中できたりするのもあるので、朝型に切り替えるのは半分あきらめていますw

僕のような早起き苦手人間は、いかにしてギリギリまで寝るか、ということにフォーカスしましょう。

ここでサボりハックひとつめですが、

– 職場の近くに住む

やはりこれに尽きます。
始発に乗って座りながらゆっくり本を読む、という人もいるかと思いますが、僕はすいませんが反対の立場です。わざわざ電車でやらなくてもいいと思うので。電車じゃなくても本は読めます。移動時間は極限まで削るのがサボりハックです。

※僕はdoor to doorで10分程度ですが、人生変わりました。家賃上がりましたがQOLはそれ以上に爆上がりですそして、さらに朝の時間を快適にするサボりハックがあるのですが、

– 朝イチでクライアントアポを入れちゃう

これは毎日は無理ですが非常にオススメです。こうしてれば朝会社に行かなくてよくなります。たとえば9時始業の会社であれば、9:30もしくは10:00ぐらいからお客さんとのミーティングを入れてしまいましょう。

そうすると、朝来なくても「あいつは今日直行だ」となるので、条件にもよりますが、アポ先が家と近ければその分寝れます。

で、そのアポが終わればお昼前ぐらいなので、ついでにランチも出先で食べ、ちょっとカフェでも寄ってひと仕事、もしくはひと休みできちゃいますね。

さらにさらにこれはだいぶ裏技ですが、アポが入ってると見せかけて実際は何も入れてない、というのも、会社によってはアリかもしれません。

こうすると、10時からアポ、と上司ならびに同僚は認識してますが、実際は何も予定が入ってません。つまり、午前中はまるまる自分の時間に出来ちゃいますw
ある程度の裁量を持っていれば出来なくないはずなので、副業が立て込んでいる、もしくは疲れている場合は使ってみてください。

※何かあっても責任は負えません

<〜昼編〜>

さて、出社して本業の仕事を次々とこなしているはずです。
基本的に日中は本業にコミットすべきですが、ひと工夫すれば
時間は捻出できます。
早速いってみましょう。

– サテライトオフィスを持つ

 

これは、自分のデスク以外に自分ひとりになって作業ができるスペースを持ちましょう、という意味です。会社近くのカフェでも構いませんし、もしくは社内のフリースペースでもいいのではないでしょうか。とりあえず一人になる、というのが重要なので、必ずサテライトオフィスは持ちましょう。あとは仕事するなり休むなり、有意義に過ごしましょう。

– ミーティングで重要な「やってる感」

1日の中で、社内ミーティングに出なきゃいけない場合もあると思います。
重要なものはもちろんフルパワーで頑張るべきなんですが、中には進捗報告会など、ぶっちゃけ出なくてもいいようなものもあるはずです。そんな時に、あんまり参加してないんだけどけっこう頑張ってるように見せるテクニックがあります。

言い換え/要約/質問

これらを積極的に使っていきましょう。

例えば、前年比で30%売上伸びてきてますね、みたいな話になったとします。
その時に、ぼそっと「3割か…」とかわかったように言ってみたりします。言い換えてるだけなので全く価値はない発言なのですが、少なくとも参加しているという証明にはなりますね。

または、話の節々を聞いた上で、要約してあげるのもいいです。
「要するにxがyだからzだよね」みたいな。
ある程度話を聞いている必要がありますが、要約し終わればしばらくその会議からは注意を背けてもいいはずです。

最後に、単純に質問とかするだけでもいいです。「これってどういうこと?」「この数字って先月のやつ?」とか、なんでもいいので隣の人とかに聞いて、参加してる感を出しましょう。

しょうもないミーティングは出ないのが最善なんですが、そうも言ってられない時は上記のような「やってる感」で乗り切りましょう!

意外と使えます→『会議でスマートに見せる100の方法

<〜作業編〜>

会社の仕事と言えば、やはりメールの返信が多かれ少なかれ
ついて回ると思います。日本の会社だと体裁を非常に重んじるので、

「お世話になっております」
「何卒よろしくお願いします」

みたいな、大して意味もない枕詞が多用されます。
(いまだに慣れないんですがなんとかならないんでしょうか…)

面倒なんですが周りから色々言われるのも余計に面倒なので、効率的にメールを返すための辞書登録テクニックを伝授したいと思います。

人によるとは思いますが、僕は基本的に2文字で登録します。

よろ⇒よろしくお願いします。
おつ⇒お疲れ様です。
おせ⇒お世話になっております。
あり⇒ありがとうございます。
もう⇒申し訳ございません。
しつ⇒失礼いたしました。

こんな感じです。ただお礼を言うだけのメールであれば、

おせ⇒変換⇒あり⇒変換⇒よろ⇒変換

これだけのキーボードタッチで、

お世話になっております。Shimizuです。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。

これぐらいは打てます。
※実際はもう少し長くなるかもですが

いつもお世話になっておりますと打つ人であれば、

いつ⇒いつもお世話になっております

これで登録すれば一瞬です。
特に日本では枕詞や挨拶が長すぎるので、辞書登録はマストですね。2文字登録、使ってみてください。

まとめると、

職場の近くに住んで睡眠時間を確保し、朝イチのアポとサテライトオフィスで一人の時間を捻出。謎のミーティングはやった感を出して乗り切り、メール処理は辞書登録で効率的に終わらせる。

これで夜は早く帰って、副業に精を出せば結果もついてくるはずです。

より具体的な方法やアイテムなどは私のこちらの記事にまとめてあります。興味を持たれたかたはぜひ読んでみてください。

『SLEEPを読んで考えた理想のサボり生活』

副業戦士の皆様、ともにがんばりましょう。

==

Shimizuさん、ありがとうございました。
うまくサボることは生産性を高めることでもあります。
みなさんもしょうもない仕事はどんどんサボって意味のある仕事にパワーを割いていきましょう!

チカンする奴が生き残る時代

エコノミスト誌の「ビッグマック指数」と、僕がその街にマクドナルドがあるかどうかを気にかけるのは、少し違う。僕が判断しているのは、マクドナルドが出来てしまった観光地は、年々つまらなくなるのを、長年の旅の経験から知っているからだ。石垣島にマクドナルドができてから、まるで別のしまに変貌してしまったかのように。

高城剛『多動日記』

 

旅が好きな人間ならこの文章に共感する人は多いんじゃないだろうか。せっかく都会の喧騒を離れてやってきた異国の地で空港を出てマクドナルドとスターバックスを目にしたときのガックリ感。どこまでも追いかけてくる資本主義的日常。

「お天道様が見ている」ように、グローバル資本主義は異国の地であなたが消費したコーヒー一杯分の履歴までおいかけてくる。共産主義の祖カール・マルクスは19世紀の人間だが、彼が著書『共産党宣言』で資本主義に対して危惧した内容が今になって一般市民にも共感できるレベルで伝わってくる。

ブルジョア階級は、世界市場の開拓を通して、あらゆる国々の生産と消費を国籍を超えたものとした。反動派の悲嘆を尻目に、ブルジョア階級は、産業の足元から民族的土台を切り崩していった。民族的な伝統産業は破壊され、なお日に日に破壊されている。それらの産業は新しい産業に駆逐され、この新たな産業の導入がすべての文明国民の死活問題となる。そうした産業はもはや国内産の原料ではなく、きわめて遠く離れた地域に産する原料を加工し、そしてその製品は、自国内においてばかりでなく、同時に世界のいたるところで消費される。国内の生産物で満足していた昔の欲望に代わって、遠く離れた国や風土の生産物によってしか満たされない新しい欲望が現れる。かつての地方的、一国的な自給自足と孤立に代わって、諸国民相互の全面的な交易、全面的な依存が現れる。そして、物質的生産におけると同じことが、精神的な生産にも起こる。ここの民族の精神的な生産物は共同の財産となる。民族的な一面性や特殊性はいよいよ保持しがたいものとなり、数多の民族的および地方的文学から、一つの世界的文学が形成される。

マルクス『共産党宣言』
ここでは「ブルジョア階級」をグローバル企業と置き換えるとしっくりくる。利益至上主義の資本主義を追求し、至る所で貨幣による交換可能な経済システムを構築した結果、世界中の都市で似たような風景が広がることになった。

『多動日記』ではマクドナルドだらけのマルセイユを指して、面白みのない都市と言い切る。日本でも、すき家やガストなどのファストフード店が国道沿いに並び、イオンのショッピングモールを目指してミニバンが渋滞しているような郊外都市的風景は、いたるところに存在する。そしてそれは何の非日常的な面白みも喚起しない。その一方でグローバル資本主義がどれだけ広まろうとも固有性を維持している地域や都市が存在しているのも事実だ。この違いはどこから来るのだろうか。

オーストラリアのバイロンベイは、地方条例でファストフードの出店を禁止している。そのような他の街と違う場所なので観光客が集まり、なにもない人口6千人の街に100万人を超える観光客の集客に成功している。観光戦略を考える際に、なにか目玉を作ろうとする人が多いが、足し算より引き算で考えたほうがうまくいく好例だろう。

『多動日記』

 
ジェイン・ジェイコブズの『発展する地域 衰退する地域:地域が自立するための経済学』という書籍がある。都市の発展と衰退のダイナミズムについて実地的な検証を行った名著である。

地域経済を転換させる唯一の力は、善かれ悪しかれ、輸入置換都市に端を発する大きな力、すなわち、都市の市場・仕事・技術・移植工場・資本である。そしてこれらのうちの一つが、自前の輸入置換都市をもたない遠隔地に不均衡な形で及んだとき、その結果は悲惨でアンバランスなものになる。人々に見捨てられた地域の場合、この不均衡な力とは、遠方の都市の仕事による牽引力である。この力は、ある地域の人口を流出させることはできても、地域の経済を転換させることはできない。

(『発展する地域 衰退する地域』)

この書では、都市が経済成長するためには「これまで他の都市から輸入されていた財やサービスを、自分の都市で生産できるようにならねばならない」(=輸入置換すべし)と述べている。逆に言えば、何かを他の都市に頼っている場合その地域は衰退してしまう可能性があるということである。では輸入置換を行うためには何が必要なのだろうか。台湾をひとつの成功例として以下のように述べられる。

もしかすると、台湾で起こったことは、他のところでは不可能かもしれない。台湾でうまく作用した都市の資本のインプロビゼーションは、他のところではうまく機能しないかもしれない。しかし、経済的なインプロビゼーションの成功とはそもそもそういうものなのであり、インプロビゼーションがうまくいくとしたら、原因はそれが抽象的または理論的に「正しい」からではなく、時と場所と手近にある資源と機会とが現実に合っているからなのである。インプロビゼーションがうまくいけば、経済活動は驚くべき発展を遂げるのである。

(『発展する地域 衰退する地域』)

インプロビゼーション(Improvisation)とは即興という意味である。ありあわせの素材で何かを作り上げること。つまり都市が経済的に成功するには、地理的・文化的・気候的・歴史的に「うまいこと価値を拵える」必要があるのである。

その(台湾の成功の)原理は次のように要約できる。「自分たちの安い労働力が外人に利用されるくらいなら、我々自身がそれを利用すべきである」。また、「外国からの移植工場が、われわれにも利用できる経験や技術を与えてくれるなら、われわれはそれを自分たちの意にそうように利用することができる」。

外資企業に労働力を使われる前に内資企業に人材を回せ。外資企業が持っている技術やノウハウをうまく盗んで使え。「置換せよ」ということだ。この意味で、明治政府が行った「お雇い外国人システム」は非常に有効な方法論だったと言えるし、逆に外資企業を丸ごと誘致する戦略は都市を魅力的にするためにはワークしにくいということだ。

ジェイコブズの分析を借りるなら、グローバル資本主義のなかで固有性を保持するためには、McDonald・STARBUCKS・ZARA・UNIQLOという企業誘致を行うより前の段階で、彼らが中枢で持つノウハウや技術を土地に残す回路を用意しておくべきだろう。グローバル資本主義にヤリ捨てされないためには不器用でもいいから自前の爪痕を残そうという気概にある。

この原則は人の成長にも当てはまると思っている。すなわち、「不器用でも自前の材料で創造することが、結果的にその人の養分となり、価値を高めてくれる」ということ。

今の時代、派遣会社やクラウドソーシングを含めて、何事も外注で済ますことがよしとされがちだ。確かに固定費のカットや効率化を考えると、内製よりも専門家への外注は圧倒的だ。ただし、あらゆる外注を削ぎ落として残るものが、果たして真に競争力があるものなのかを考えると多くの疑問符がつく。最終的に行き着く場所はマルクスの指摘するとおり、似たり寄ったりのコモディティ人材になる可能性が高い。

あらゆるモノゴトを外注(輸入)できるようになった時代だからこそ、逆に自前でやってみようとすることによって、競争優位が生まれるというパラドックスが生まれている。チカンする者が生き残る時代ということだ。

 

 

おしまい

 

参考書籍:

・高城剛『多動日記

・カール・マルクス『共産党宣言

・ジェイン・ジェイコブズ『発展する地域 衰退する地域:地域が自立するための経済学

 

 

サヨナラ、昭和の幸せモデル

 


ワーク・シフト』の著者リンダ・グラットンと、経済学の権威アンドリュー・スコットによる「100年時代の人生戦略」がテーマの書。この本の要点は以下の2つだ。


100年時代の人生戦略のポイント

1)高齢における病気の克服により実質的な長寿化(健康寿命の延長)が進行すると、老後の資金の必要性から「教育期→仕事期→引退期」モデルは崩れていく。求められるのは、ステージを移行しながら自分の人生を主体的に生きていくスキルである。

2)人生が長期化すると様々なリスクや機会に備えるため、金銭的な有形の資産と、家族や友人関係、知識、健康といった「見えない資産」とのバランスをとることがますます重要となる。この「見えない資産」は生産性資産、活力資産、変身資産の3つに大別される。特に見えない資産は市場では売買できない(80歳のときに一生の友人を「購入」することはできない)ため、すべてのステージを通じてコツコツ投資を続け、自らを再創造することが重要になってくる。


ポイントは、アップデートし続けられるか

日本も含めて高齢者介護・医療や年金問題ばかりが議論されているが、そもそもなぜこのような事態に陥っているかというと人が80年以上健康に生き続けるというモデルを国家の仕組みや制度に組み込んでいなかったことが大きい。まずすべきなのは「老い」自体の概念を変えること。そして人生全体を設計し直すことなのだ。ライフシフトはそのための教科書兼提案書といったポジションを持つ書籍である。

「教育→仕事→引退」という3ステージの人生が一般的だった時代は終わり、70代以降も働かなければならない時代はもう目の前に迫っている。だったら定年を80歳まで延長すればいいというのは、企業寿命が30年と言われる時代に非現実的だ。むしろ早くから複数のキャリアを準備して、ライフステージに応じて移行させていく「マルチステージ」の人生に今後は突入していく。

そのとき必要となるのは、画一的な生き方にとらわれず、生涯「変身」を続ける覚悟だ。キャリアの選択肢だけでなく、パートナーシップのあり方、友人関係、居住地に関しても新しい考え方を持たねばらない。

『ライフシフト』で述べられているのは、今後絶対寿命が伸びるのでお金・人関係を含めた老後の人生を若いときからデザインし、つねにアップデートしていきましょうという話である。

*****

長寿化がもたらす恩恵は、煎じ詰めれば「時間」という贈り物だ。人生が長くなれば、目的意識をもって有意義な人生を形作るチャンスが生まれる。バイオリニストのスティーブン・ナハマノヴィッチは、創造性についての著書でこう述べている。

時間がたっぷりあると思えば、立派な大聖堂を建てられるが、四半期単位でものを考えれば醜悪なショッピングモールが出来上がる。(中略)長寿化は、人がショッピングモールではなく大聖堂を建てることを可能にするのだ。

−本書・第6章より

*****

 

私が重要と感じたのは人生に必要な新たな3つのステージという概念だ。


人生の新しい3つのステージ

長寿化と資産の重要性を鑑みた時、人生において、次の3つのステージが新たに登場する。

 

エクスプローラー

一ヵ所に腰を落ち着けることなく、身軽に探検と旅を続け、幅広い針路を検討する「エクスプローラー(探検者)」の時期。この時期では、多様な人たちの苦悩や喜びを自分事のように考える「るつぼの経験」が組み込まれていることが望ましい。他の人生の物語にふれることで、自分の価値観が揺さぶられ、アイデンティティについて熟考できるからだ。

 

インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)

組織に属さずに、自由と柔軟性を重視して小さなビジネスを起こす「インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)」の時期。このステージの人たちは、事業活動自体を目的としており、試行錯誤しながら未来を探索する「プロトタイピング」を通じて、学習を深めていく。このステージでは、安心して失敗できるからだ。現在の18~30歳の層にとっては一つの選択肢になりつつある。彼らは都市部にある創造性の集積地に集まって、みんなで協働する精神を重視している。

 

ポートフォリオ・ワーカー

異なる種類の仕事や活動に同時並行で携わる「ポートフォリオ・ワーカー」の時期。他の新しいステージと同様、年齢を問わず実践できるが、この生き方をとりわけ魅力に感じるのは、すでにスキルや人的ネットワークの土台を築いている人たちだ。このステージにうまく移行するには、フルタイムの職に就いているうちに、小規模なプロジェクトで実験を始め、汎用的スキルや社外の多様なネットワークといった変身資産を育むことが望ましい。
個人的に感じたのは日本においてこの3つのステージはマイノリティであるということ。学生からそのまま企業へと就職し、自らビジネスを起こす経験なくそのまま老年を迎える。転職のない一本道のキャリアの場合はポートフォリオ・ワークを行うスキルもネットワークも育っていない。

 

私は昨年からはじめて本格的に副業を始めた。現時点で収入口はブログの執筆、noteの販売、サロンの運営、不動産の運営、事業会社へのコンサルティング、アフィリエイト、投資など多岐に及ぶ。(いずれも微々たるものだが)

やってみて思うのはどれも最初はまったく稼げないということだ。しかしあるとき急にノウハウを理解したり、人脈を介して紹介してもらったりすることでそのポートフォリオの一口が華を開いたりする。だから副業もとい複業についてとるべきスタンスは長期保有なのである。現在の日本人のマジョリティの生き方として「長期で複業を持つ」というスタンスはほとんどモデルとして存在しない。


「昭和の幸せモデル」からいかに早く脱却できるか

「ライフシフト」が行う提案の真反対を行くのが実は日本の戦後・昭和時代の幸せな生き方モデルだ。
男はいい大学にいって大企業に就職し、途中で専業主婦の奥さんをもらって35年ローンを組んで家を買う。定年60歳まで勤め上げ、その後は引退、年金暮らし。今どき、鼻で笑ってしまうような超ハイリスクな生き方である。
「大企業でリストラされたらどうするの?」「そもそも倒産するんじゃない?」「奥さんと仲悪くなったら?」「不動産って今後下落トレンドですよ?」「年金もらえないかもしれませんよ」四方八方からいじわるな質問が飛んできそうである。

個別で見ると馬鹿らしいが、でもそれらをまとめあげた「昭和の幸せモデル」にこだわっている人はまだまだ多い。このようなハイリスクモデルが支配的な理由は、ひとえに団塊世代の人口ボリュームが原因だろう。彼らの価値観がそのままマスメディアから拡大伝達され、クルマ・不動産・家電、その他サービスに、マーケティングというお題目を通じてビルトインされる。

私の周りでもキャリアの早い段階で転職を経験し自らの市場価値を認識している人は、昭和の幸せモデルを脱却している人が多い。たとえば結婚しても親の実家に住んでいたり、クルマはカーシェアリングやレンタルで済ませていたり、あるいはライフワークとして副業を会社に認めてもらっていたりする。ただこれらの生き方は全体で見ればまだまだ少数派で一つの会社にしがみついて出世していくことが正しいという価値観は依然強く残っている。

私自身は別にその生き方を否定するわけではない。実際にそのルートに乗って非常に華々しく活躍している友人も数多くいる。ただし、くれぐれもマジョリティの生き方を選んで安心しないこと。20世紀は多数派が地位と権力を得る時代だったが、21世紀は少数派がそれらを奪還する時代なのだから。

 

 

 

おしまい

 

関連note

50年働く時代のキャリアの考え方
−60歳で定年する時代が終焉し、働き続けなければならない時代に、どのようなキャリア形成をすればいいのかを考察しています。

マイナンバーで副業が会社にバレるのか?
−サラリーマンは副業すると確定申告をしなければいけません。そのときに副業が会社にバレないための方法論を検証しました。

正しい副業の始め方を副業コンサルの悠斗さんに聞いてみた
−アフィリエイト歴10年の悠斗さんに副業を始める際のコツと注意点と聞いてきました。

すべての方法論オタクたちへ

 

大学時代の友人で大手予備校の講師になった友人がいる。

たまたま昨年末、飲む機会があったので、品川の適当な居酒屋で数時間だけ飲んだ。
全国のクラスを回っていてその日は冬季講習で大阪から帰ってきた彼はスーツケースを下げてやってきた。

そのとき印象に残った話。

今の子ども(受験生)はある意味不幸な環境にある。
調べればなんでも情報が出てくるせいで、一つのやり方を信じて愚直にマスターすることがどんどんやりづらくなっているという。

ためしに「予備校講師 評判」なんかで検索するとアフィリエイトっぽい作り方をされたサイト、口コミサイトなどがドゥワワワっと表示され、嘘か本当か分からないレビューが読み切れないほど掲載されている。
受験勉強をやる前の人間がこういう情報を目にしてしまうと、きっと一歩踏み出すことを躊躇してしまうのだろうなと思う。

私が受験生だったころ以上に今の受験生は勉強方法の選択肢が増えている。脳天気な大人はそれを手放しに賞賛するかもしれないが、実際の受験生にとっては気が散る要因になっていると彼は言う。

 

選択肢が増えると幸福度が下がる

私たちは皆、その(選択肢が多いことの)良さは知っています。ですから私は悪い面について話したいと思います。全ての選択には2つの影響がでます。どちらも悪い影響です。1つは、矛盾していますが、これが開放感ではなく無力感を生むということです。あまりにも多くの選択肢を前にすると、人は選択が非常に難しいと感じます。これの非常に良い例をひとつ出しましょう。定年後の年金投資計画に関する研究において、私の同僚がヴァンガードという巨大な投資信託会社から、約2000ヶ所の職場に渡る、約100万人の社員の情報を手に入れました。
彼女が調べたところによると、会社が提示する投資信託が10件上がるごとに 参加率は2%落ちたという結果が出たのです。50件の投資信託を提示すると、5件提示した時と比べて10%少ない社員が参加する。何故でしょう?
50件もの投資信託が提示されると、どれを選べばいいのか決めるのがとても難しくなり、人は「明日やろう」と後回しにしてしまうのです。次の日も「また明日」、「また明日」と延びていき、結局決断を下す「明日」は2度ときません。

http://logmi.jp/26437

講師の彼によると情報収集リテラシーのあるそこそこ頭のいい生徒ほどこの罠に陥るという。私の観察するところでもあるのだけれど、頭がよくてリスクを嫌う人種ほど「批評家」ポジションに行き着いてしまう。あれこれ情報を集め、失敗する理由をいくつも見つけ出し、結果自身で行動することを拒否してしまうからだ。ただ批判する能力は超一流で、その批判に捕らわれて自分自身が動けなくなっているほどである。受験生で「あの参考書は解説がよくない。あの講師は実は嘘を教えている」などやたら裏事情に詳しい生徒ほど実際の勉強自体に時間とエネルギーを避けず、本来のゴールである合格から遠ざかってしまう。

彼が言うには、参考書でも講師でも平均以上の評価で直感的に「合うな」と感じるものが現れればその瞬間から他を遮断して邁進する人間がもっとも成績が伸びるという。大学時代、哲学の授業で「常に疑え、自分が今考えていること自体が虚構かもしれないのだ」みたいなことを教わったけれど、そういう態度は現実社会で決められたゴールを突破する態度としてはとても不利である。

もちろん自らを俯瞰しその都度向かう先を微調整できる能力自体は十分価値がある。ただしその能力の副作用として「決められない」症候群に陥ることがあることを理解し、意図的にその能力を遮断するスキルを使える段階にいけるまでは、実はそこまで有益な能力でもないのかもしれない。

 

これを読んでいる人のなかには、就活生で複数内定をもらっていて、就職先を一社にしぼりきれないという人がいるかもしれない。「複数恋愛」をしていて彼女を1人に選びきれないという人がいるかもしれない。

そのときはこう考えてみるのもいい。
「選ばずに何もしないよりは、選んで失敗したほうが人生は面白くなる」
失敗することには価値があるのだ。

 

ここで私が言いたかったことは、「戦略と実行」のバランス感覚である。メタゲームとしての「どの戦略で動くか」という命題には時として値千金の価値がある。ただメタゲームをすすめる上で隠れた成功要因となってくるのが、「シミュレーション能力」と「実行フェーズへすぐにシフトできるフットワークの軽さ」である。現場経験のないロジックだけが正しい正論には価値がないし、実行できないお題目はストレスを生む分むしろ弊害である。

 

自分が方法論オタクに傾いてきたなと感じたときは頭の抽象度をあえてダウンさせ、現場に出てみることが実はもっとも有効な解決策であることが多い。

 

頭のいい若い人たちが陥りがちな罠。寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』というタイトルにはそういうメッセージが込められているのだと思う。

 

Forkyに見る新時代のメディア・コンテンツ論

モテたい男のデートコースマガジン・Forkyというウェブメディアはご存知でしょうか。

2017年4月末にローンチされ、すでにかなりのPVを稼いでいるようで、ちなみにこのメディアのなかに私自身も記事を書いています。Forkyのコンセプトは以下のようなものです。

総フォロワー100万人以上のインフルエンサーが執筆・監修する男性向けデートコースメディア。『Forky』とは、“男性の魅力(デートのエスコート力)を上げて大好きな彼女を作れるようになる”をコンセプトにインフルエンサー及び恋愛に精通する方たちの提案するデートコースを紹介するサービスです。

■サービス特徴
(1)1軒目・2軒目・3軒目と点ではなく線でのデートコースを紹介
(2)総フォロワー100万人以上のインフルエンサーが執筆・監修
(3)各界の著名人による男性の魅力が上がるためのコンテンツの寄稿・対談など

Forky(フォーキー)
公式WEBサイト公式Facebook公式Twitter公式Instagram

(プレスリリースより引用)

特筆すべきポイントはライター陣がプロのライターではなく、インフルエンサーであるという点でしょう。ホリエモン・MB氏・はあちゅう・暇な女子大生・萩原清澄氏など界隈の錚々たるメンバーが顔を連ねています。これは2016年末話題になったwelq等のキュレーションメディアとは一線を画す特徴だと言えます。物書きを生業にするライターではなく、多くのフォロワーを有するインフルエンサーを記者に利用する。これの意味することは何でしょうか。いくつかのブログ記事を通して考察してみます。

 

「メディア>コンテンツ」時代の終わり

以下に引用するのはキングコング西野氏が読売テレビの収録に対してブチ切れて帰ったと言われるエピソードについての本人による記述です。

今回の読売テレビさんのロケのように、時々問題になっているのが、その瞬間に垣間見える「(タレントを)出してやっている」「(店を)取材してやっている」というテレビ側の俺様姿勢。一昔前は、放送局や新聞社の力を借りないとマス(大衆)に向けて、エンタメや情報を届けることができなかったのですが、今は、個人がマスメディア化し、お客さんとダイレクトに繋がれる時代になり、ニュースを自分で発信できるようになったので、テレビと個人がウィンウィンの関係でないと、テレビに出演する理由がなくなりました。テレビが「悪戯に煽って、感情を逆撫でし、不用意な発言を誘発させて、その部分だけを刈り取って電波に流す」という下品な技を決め込んでくるのなら、ハナからテレビを排除できる時代になったわけです。史上最もSNS親和性の高い大統領、ドナルド・トランプの言葉を借りるなら、「マスコミを迂回して声明を表すことができる。そうなれば自分が発言にこめた地味がキープでき、マスコミがこれを歪曲するのを我慢せずにすむ」です。スゲー簡単に言うと、「マスコミを経由する理由が昔ほど無くなった」というところ。今回、読売テレビさんは、時代がこのフェーズに移ったことを踏まえていなかったのでしょう。

【キンコン西野】収録中にブチギレて帰った後の整理より

西野氏はマスコミという言い方をしていますが、彼の言うマスコミとはすなわちマスメディアのことです。彼のなかでは明確にメディアとタレントは独立・対等の関係であることが明言されています。「そんなの当たり前じゃないの」と思われるかもしれませんが、マスメディア(特にテレビ)とタレント(事務所)は持ちつ持たれつの関係を続けてきました。ミュージックステーションには必ずジャニーズ枠があるし、レコード大賞の受賞者は政治的な理由で決まっていたりするわけです。それはタレント側からすると、テレビに出ること、CMに出演することが「おいしかった」からなわけで、そしてテレビ側からすると、人気タレントを擁する事務所に貸しを作っておくことがやはり「おいしかった」わけです。しかし西野氏は個人がマスメディア化した結果この関係は終焉してしまったと述べています。

実はこの話をまったく別の文脈で述べている記事があります。メディアコンサルタントの境治氏のコラムです。

 

誤解を恐れずに言えば、これまでの業界はメディアの価値を異常に高めて守ってやってきたんです。そこを変えないといけない。いやメディアの価値が高いのはいいことですけど、コンテンツの価値を高めることでメディアの価値を高める、そういう哲学になってなかった。メディアの価値を高めるために、コンテンツを安く使っていただけなんです。テレビ局や大手代理店の給料が高くて制作会社の給料が安いのは、その現れです。逆だっていいはずなのに、なぜか制作会社は「おれたちプロダクションですからね」と最初から決めつけちゃっている。大事なことを決めるのはテレビ局や代理店の人たちだと思い込んじゃってる。テレビ局や広告代理店の中でも、制作の人たちは一時期ちやほやされても、結局はあまり偉くならない。そりゃあそうですよ、だって業界構造が、コンテンツよりメディアを重視しているのだから。

去年、これまでのパラダイムが終わったとしたら、「メディア>コンテンツ」の構図も終わったのだと思うのです。「コンテンツ>メディア」になったはずです。業界中の会社が労働基準局にビクビクしながら残業を制限し、足りない人手をどんどん補っているのは、大きくいうとコンテンツが主の時代になったんだと思います。関係ないようで、密に関係していることだと思う。

「コンテンツ>メディア」という把握は少し違うかもしれません。「コンテンツ=メディア」なのかも。対等になったという意味ではなく、コンテンツそのものがメディアになった。だからコンテンツそのものの価値がぐんと高まる、ということですが。それは裏を返すと、メディアだけでは価値を持てなくなってきた、ということでもある。

時代は結局、変わるべき方向に向かっていく。十数年かけての方向転換の「転換点」が、今なのだと思います。

Adver Times 境治氏のコラムより

境氏は広告業界の方だそうですが言っていることはキングコング西野さんと同じです。メディアとコンテンツ(=タレント)の関係が反転したというのです。もっと言うとメディアは存在意義を失い、コンテンツそのものがメディアの地位にとって変わったといっても過言ではありません。だって、ローラさんのインスタグラムのフォロワーだけで450万人いるわけですから、これだけで十分マスメディアです。女性誌でいちばん部数を稼いでいる『VERY』でも30万部なんですから、トップタレントはすでにマスメディアよりパワーがあるといっていいのかもしれません。

企業より個人の時代

私はコンサルティングの仕事上、企業メディアの運営・改善にも関わることがあるのですが、たいていメディア運営の経験のない素人の担当者はYahoo JAPANのような壮大なポータルサイトを作ろうとします。化粧品メーカーなら化粧品や美容にかかわる情報を一手に集めることであらゆる層を集客しようという魂胆です。その発想は十分理解できるのですが、まあ、時代遅れです。何十億の予算がないかぎりうまくいかないでしょう。

クロネコ屋@アフィリエイターさんは、この点について独自の分析を述べられています。

DeNAのキュレーションメディアの問題によって、少なからず読み手であるユーザーも『誰が書いているのか』を意識するようになってきていると思います。クラウドワークスで集められた1円ライターが仕事で書いているのか、それとも個人が趣味、あるいは善意で書いているのか。同じような内容のコンテンツでも、前者と後者では読み手の印象も大きく異なりますよね。また、書き手としても匿名性・客観性を意識したコンテンツは、どうしてもキュレーションサイトや大手企業のメディアに押しつぶされてしまいます。企業の運営するメディアは、資金が豊富ですから記事数では勝てません。そうなると、必然的に差別化をするために『独自の視点』『自分なりの解釈・意見』を書いていく必要が出てきます。私はここらへんを意識してコンテンツを作っていたのですが、最近はそれすらもリライトされたり、差別化の要素として弱くなってきてるな…と感じています。もちろん専門知識をぶっ込んで、リライトを難しくする事は出来るのですが、例えば『年収1000万の手取りはいくら?』みたいな単純な計算で出せるコンテンツはすぐ真似されます。おまけに、オリジナル記事よりコンテンツを充実させて上位を取られます。こういった強者の戦略にどう立ち向かえば良いのか…と考えた時に、個人を前に出してブランド化して読み手との距離を縮める戦略が一番無難ではないかと思ったのです。

これからのSEOはブランド化された個人ブロガーが強いと思う理由』より

Webというフラットな世界で個人が戦っていくときに資金力がないのであれば「ブランド化された個人」としてサイトをつくるべきだというメッセージです。私はさらに、企業でもそうすべきであるという点をさらに付け加えたいと思います。一消費者として今時新しいポータルサイトなんていりません。Google先生とYAHOOとFacebookとtwitterがあれば情報は事足ります。それにプラスして欲しているのは好きなブランドor個人に関する情報くらいなもので、私自身もクソ情報を垂れ流しているまとめサイトなどは即ブロックします。

少なくともこのブログを読んでいる方は自身のtwitterアカウントやFacebookアカウントを持っている方が多いと思うのでその運用に関してもひとつの方針を持つのがこれからの時代、有益ではないかと思うのです。

クロネコ屋@アフィリエイターさんのこのフレーズは私の心に響きました。

『Twitterで収益化!とまでは行かずとも、自分自身の魅力を伝えるチャネルは今後のために持っておいたほうが良いですよ』

今後、社会や世界がどうなるかはわからないですが、確実に個人の価値や魅力・芸に対して対価が支払われる時代にシフトしていきます(それがForkyなんですが)。会社員3000人を抱えて作ったコンテンツが、Youtuber1人がつくったコンテンツに負けてしまう世の中なのです。だったら個人の芸と換金技術を高めるしかないでしょう。

私がもろもろのサロンを運営しているのもその変化に備えるコミュニティが少なすぎると感じているからです。というわけで「Forkyに見る新しい時代のメディア・コンテンツ論」でした。

おしまい

※ちなみに5月の副業ラボのツイキャスはこのあたりの話をしようと思います。

試行回数でレバレッジをかけよ

努力は2乗で効いてくる

 

 

これは『やり抜く力 GRIT −人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』で紹介されている「達成の方程式」だ。努力は2乗で効いてくる。努力し続けることが、圧倒的に重要ということだ。日々、恋愛コンサルをしていて実感していることであるが、初期設定である才能以上に試行回数があとあと効いてくるのである。まさに試行回数によってレバレッジがかかってくるわけだ。

結局、金持ちになるには何かにレバレッジをかけるしかない。金森さんはお金のレバレッジで不動産、僕は今はITのレバレッジ。

『ニッポンの富裕層論』という金森重樹氏との対談で作家の藤沢数希氏が述べている一文だが、ITもお金もない私みたいな人間は努力(試行回数)によってレバレッジをかけるという方法があるのかもしれないと思ってしまう。じっさいtwitterをはじめて2年ちょっとくらいであるが日々つぶやき続けているとコツコツとフォロワーが増えていって今は8000人近い人にフォローしてもらっている。別にもともと有名人だったわけではない。ブログやメディア掲載というITレバレッジなしにここまでこれるのだから、この方程式はやっぱり有効だ。

 

twitter上の成果 =[つぶやきの才能 × つぶやき回数 × つぶやき回数]

 

しかもやればやるほど成功確率はあがる

試行回数レバレッジの何がいいかというと、無制限であるところなんですよね。失敗さえ受け入れることができればいくらでも回数は打つことが可能。ミドリムシで有名なユーグレナの社長もこう言っている。

 

「1回目の成功の可能性が1%しかなかったとしても、2回挑戦したら、成功率は1.99%になる」という法則があります。例えば、あなたが成功率1%のことに挑戦するとします。成功率1%ということは、逆に失敗する確率が99%であり、ほとんど成功しないということになります。しかし、1度失敗したことをもう1度チャレンジすると99%(1回目の失敗確率)×99%=98.01%となり、失敗する確率は1%減り、成功確率は2%に上がります。同じように3回目のチャレンジの場合、98.01%(2回目の失敗確率)×99%=97.0299%で成功率は3%に上昇。以後、挑戦すればするほど成功率は上がり、50回挑戦すると、成功率は39.4994%と3分の1以上、100回挑戦すると成功率は63.3968%で、なんと3分の2にまで上がり、459回目の挑戦での失敗確率はわずか 1%! 逆に成功率は 99% となるのです」

-ユーグレナ社長・出雲充

 

1%の確率のものに成功したければ、確率的には459回チャレンジしたら99%成功する。これはもうやるしかない。

 

というか、幸せになりたければ “JUST DO IT”.

カリフォルニア大学リバーサイド校のソニア・リュボミルスキ教授の著書『ハピネスの方法(The HOW of Happiness)』によると、幸せは、およそ半分は遺伝的に決まっているという。

我々は普通、結婚してよき伴侶を得たり、新しい家を購入したり、たくさんボーナスをもらったりすると、自分の幸せが向上すると思う。リュボミルスキ教授の定量的研究によれば、これらには、案外小さな効果しかない。逆に人間関係がこじれたり、仕事で失敗したりすると、我々は不幸になると考えている。ところが実際にはそうでもないというんだ。人間は我々が想像するよりはるかに短期間のうちに、よくも悪くも、これらの自分のまわりの環境要因の変化に慣れてしまうのだ。この環境要因に含まれるものは広い。人間関係、お金、健康がすべて含まれる。驚くべきことに、これら環境要因をすべて合わせても、幸せに対する影響は、全体の10%にすぎないのだ。

-『データの見えざる手

では遺伝と環境要因を覗いた残りの40%は何か。リュボミルスキ教授によると日々の行動の習慣や選択の仕方によるという。特に自分から積極的に行動を起こしたかどうかが大きく影響を与えるという。

 

行動を起こした結果、成功したかが重要なのではない。行動を起こすこと自体が人の幸せなのである。(略)行動すること自体が、ハピネスだとすると、幸福になるための発想がまったく変わる。極端にいえば、今日、今このときにもハピネスが得られるかもしれない。

-『データの見えざる手

 

となるとウジウジなやんでないで行動するのが絶対的に正解と言えるんじゃなかろうか。やるかやらないかを逡巡していたら半年くらい経っていたというのは実は大企業エリートの癖だ。プロジェクトで日系大手の人と仕事をすると「やるやらない」についてひたすらシミュレーションしまくって時間を浪費している。「やっちゃって失敗したほうが早いんじゃないですか」というのセリフが喉元まで出かかっているのだが、彼らは失敗を極端に嫌う人種なので言葉を飲み込む。「時期尚早」という便利な言葉でプロジェクトがペンディングになるのがたいていのオチだ。もったいないよね人生の時間は限られているのに。

だからたいして失うものがないのならばひたすら行動するのが正解ってことです!

 

 

おしまい

 

文献リスト

・『データの見えざる手

やり抜く力 GRIT −人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

・『ハピネスの方法(The HOW of Happiness)