副業をやると、なぜ本業の給料が上がるのか。

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と、まあ二流の新書みたいなタイトルをつけてみたのだが、
副業をはじめてから、個人的には本業の給料も右肩上がりなので、嘘ではないです。

 

1)副業をはじめると、まず変わること

 

 

会社員でありながら、数年前から副業をはじめた。
当初は友人がつくるアプリのサポートで、年額で30万円ほど。
はじめて確定申告をしに税務署に行ったとき、
あれこれ突っ込まれないかとめちゃくちゃ緊張したものだが、
ただ書類を提出するだけで終了し、
拍子抜けしたことを覚えている。

ひとりで確定申告をする際、
税や控除、経費の項目といった、
サラリーマン生活においてなかなか習熟できないものに
真正面から取り組むことになる
税理士に丸投げするのもいいだろうが、
いちどでもいいから自分の力だけで取り組んでみることで、
時間以上のリターンが得られることは私が経験済みだ。

 

2)副業のスキルは横展開が可能

 

いちどやり方を覚えると時間さえあれば多角化できるのが副業のいいところ。
なにしろ自分自身がビジネスオーナーなので上司のハンコはいらないのだ。
そんなわけで、私の副業もnoteサロン
アフィリエイト、コンサルティング、講演など多角化している。

そしてビジネスオーナーになると大きく変わるのが、
仕事に対する意識だ。
会社仕事オンリーのときとは雲泥の差だ。

まず会社員という「雇われの身」である限り、
考えるのは、いかに自分を「高売り」するか
評価が上がりそうなプロジェクトにうまく潜り込んで、
さも自分の手柄のようにアピールする。
実際にコミットしている人よりも、
コミットしてる風の人が出世していくのはそのためだ。

そのへんのテクニックについては、ふろむださんのこの本に詳しく書かれている。
(以前書評を書いたので興味のある方は一読ください。)

書評:人生を成功させる裏技の本

ただ、ひとたびスモールビジネスでも自分がオーナーとなると、仕事の捉え方が変わる。
たとえば「資本の回転率」ということを意識する。
同じコト・モノを使ってどれだけ効率的にマネタイズできるか。

基本、フリーランスを含めた小規模事業主においては、
自分の時間・体力が資本となる。
自分の時間と体力をいかに効率的に使ってお金を生んでいくかのゲームなのだ。

 

3)時間の使い方も、変わる。

 

わかりやすいのは移動時間。

会社員なら業務中の移動時間は仕事をしなくていいボーナスタイム。
電車に乗るとスーツのおっちゃんたちがゲームしているのを見ている。
喫茶店に入ると、営業マンの上司と部下がネクタイを緩めて休憩している。

しかしビジネスオーナーとしては移動時間も貴重な資本の一つとなる。
移動時間はなるべく短くするか、別の仕事をこなす時間にするかを、
意識するようになる。
するとタクシーやグリーン車が選択肢に入るようになる。
そして副業をやっていれば、そのための移動費は経費に参入できるようになる。

参考)

 

このように、自分の時間に対する意識が否が応でも高まってくるのだ。

また、ブロガーや文筆系の副業をやっている人ほど顕著であるが、
経験値に対する捉え方も変化する。
何かしら発信をしていると、
いま自分がやっている経験・体験がコンテンツとして面白いか
という視点が入ってくる。
ブログに書くためという即物的な視点を超えて、
「人に語れるかどうか」、「人に面白がってもらえるかどうか」
という観点がインストールされるといっていいと思う。

この観点がインストールされると、
たとえば、仕事終わりにいつものメンバーで何も考えずに飲みに行くことを断って、
まったく違う部署の人間とサシ飲みできるようになる。
そのほうが面白がられるということが実感値として理解できるからだ。

発信しなれていない人間は、
嫌われたらどうしよう、ハブられたらどうしよう、
みたいなことを考えてしまうが、
相手に対して明確な不利益を与えない限り、
嫌われたり、ハブられたりすることはあまりないから安心しよう。

 

4)会社員という身分をフル活用できるようになる

 

上で述べた時間の使い方や経験をコンテンツ化する視点を一通りインストールすると、
会社組織の中でも自由に泳げるようになる。

もちろん、副業収入があるから最悪出世できなくても大丈夫
という心の余裕がそこに作用しているわけだが、
それ以上に、ビジネスの原理を体得しているから、
物事を大局的に見られるようになっている。

仮に「役員肝いりプロジェクト」と「よくわからない新規テクノロジー分野参入プロジェクト」があったとして、
減点を恐れる人々は前者に参加しがちだが、
回せるトライ&エラーの量とその役員がいなくなった後のことまで考えられれば、
後者を選ぶ価値は十分にある。

このように副業を通じて「資本の操縦者」の考え方を身につければ、
一見無意味そうなところにも金の鉱脈が埋まっていることに気づけるようになる。

正直、日本企業の会社員は「資本の操縦者」マインドが極めて薄いので、
日本企業内には「資本の操縦者」にとっての手付かずの金の鉱脈がゴロゴロあるはずだ。

私自身、副業を始めてから、本業での稼ぎも如実に上がっている。
それだけ自分という資本を高回転させるスキルを身に着け、
かつ周囲がとらないリスクをとったことの結果だと思う。

まあ、何を言いたいかといえば、
会社員ほど副業をやって見る価値はあるということ。

(あまり盛大にバレないようにね。)

 

 

おしまい

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