インプット論−新しいシステムをインストールするために必要なこと

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今年の自分のなんとなくの目標は、インプットを重視することだ。

ソーシャルメディアが発達して個人でも情報発信できるようになってから、アウトプットが中毒的に面白くなってしまい、インプットが疎かになっているなぁと、2〜3年くらい思っていた。

もちろん、日々生活をしながらもインプットとアウトプットは行われているわけで、コンビニの棚を見ながら仕入れた情報もインプットであるし、仕事で使う英語の論文を読んでいるのもインプットだ

ただ、新たな体系的知識−たとえば学問分野とか外国語など−を学ぶとなると、しばらくの期間腰を据えて学ぶことが必要になる。

で、4月−5月はテーマを設定して意識的にインプットの期間としてみたわけだ。(私はこれを「インストール」と呼ぼうと思う。)

 

●「インストール」の特徴

気づくことは、アウトプットは他分野同時並行が少なからずシナジーを発揮するが、新体系をインストールするためのインプットでは意識を散らすことはネガティブに働くということだ。

むしろ、意識を分散させずに、なるべくどっぷりと新しい世界に浸かったほうが早い。

海外留学して日本人同士でつるむより、現地人コミュニティに一人で飛び込んだほうが、語学もコミュニケーションも早く身につくのと同じだ。

「新しいシステム」のインストールとは、「既存のシステム」を介さない回路づくりなわけである。

●人工的に「インストール」するための方法論

短期集中で新しい世界にどっぷりとつかってみることが、「新システムのネイティブ」になるための手っ取り早い方法である。

たとえば学生から社会人になったときに、週末ごとに学生時代の友達と会うよりも、週末も含めて会社の人たちと交流するほうが、明らかに社会人になじむスピードは早い。

だから、一部の企業は、寮を設けたり、会社の近隣に住む社員に住宅補助を出したりすることで、インストールを早めようとする。

これにはメリットとデメリットともに存在するが、インストールする本人がその仕組と効用を理解していれば、基本的に大きな問題になることはないと考える。

ゆえに、新しいシステムをインストールしたいのであれば、意識的に旧システムをシャットダウンして、新システムに移行してみるのが手っ取り早いだろう。

 

●1年に1ヶ月くらいは、新システムのインストール期間をつくってみると面白いかもしれない

 

たとえば私が80歳で死ぬとして、75歳から勉強しても、そのシステムの使用可能年数は5年である。

せっかく同じシステムをインストールするのであれば、なるべく若い時期にインストールしておいたほうが得なのは言うまでもない。

日本の学校教育では20代までに徹底的なインプット・インストールをなされるが、大学卒業・企業入社移行は、よほど意図しない限り、新しいシステムをインストールする機会がない。

新しいシステムをインストールすると何がいいかというと、既存のシステムを、自身のなかで相対化できることである。何かを基準として、良し悪しを判断できる。

転職経験がある人間とそうでない人間では、企業を見る時のモノサシの数と精度が明らかに違う。

そして私は、持つモノサシの数が多く精度が高いほうが、自身をより最適な場所に置けるし、より価値の高いアウトプットができるだろうと考えている。

なぜなら、複数の視点から自分と自分のアウトプットを眺められるので、ディスコミュニケーションを減らすことができるからだ。

というわけで、回りくどいが、私は人生において、多くのシステムをインストールするほうが質的に豊かに暮らせるると考えており、そのためには、なるべく若い時期に継続的なインストールが必要だと結論づける。

でも、アウトプットもしないといけないよね。そうじゃなきゃお金が稼げないから。

だとすれば、年に1ヶ月くらいのインストール期間を意図的に設けてみるのが、実はいちばんいいんじゃないかというのが私の主張。

もし何かの弾みに私が起業したりしたら、「インストール休暇」というのを設けてみようと思う。

 

 

まあ起業しないと思うけど。

 

 

※これ、いちおう、↓エントリーへのアンサーになっています。

 

小学生みたいに40日間の夏休みがもらえたら、あなたは何をする?

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